メンテナンスをされてる方なら「チェーンに油をささなければならない」と言うことはご存知だと思います。
チェーンの寿命、摩擦抵抗の減少、変速性能など色んな理由でチェーンの潤滑は必要です。
世の中には色んなメーカー、色んな種類のチェーン潤滑剤があります。
今回は潤滑剤の中の「チェーンオイル」に関してお話します。
チェーンオイルには大きく2種類。
「WET」、「DRY」

WETは粘度が高いオイルを指します。
粘度が高い分、
①DRYより寿命が長い(約300Kmほど)
②雨(水)に強い(落ちにくい)
③DRYより汚れが付きやすい
DRYはその逆になります。
①WETより寿命が短い(約100Kmほど)
②雨(水)に弱い(落ちやすい)
③WETより汚れにくい
もちろん上に説明したオイルの寿命に関してはメーカー、商品によって大きく変わることもあります。
(写真のSILCA SYNERGETIC WET LUBEの場合、800Kmほど使えるとのこと)
(メーカーからの寿命に関する説明がない場合の目安として考えてください。)
またWETの場合、チェーンと歯車の摩擦音がDRYより少なくなります。
汚れに関してはDRYでも潤滑方法、管理ができず、銀色のチェーンが真っ黒になってるのをたまに見かけます。

潤滑方法に関しては次の記事に紹介することにして
「で、何を使えばいい?」の疑問が残ってると思います。
初めてのチェーンオイル購入で悩まれている場合
オンロードのバイク・150kmを超えるロングライド・ツーリング・雨中ライドをされる方はWET
オフロードのバイク・100km程の週末ライディング・チェーンをキレイに保ちたい方はDRY
で選んでいただいていいと思います。
私は出勤で使い、雨の日には乗らないロードバイクには長く使えるWET
オフロードで乗ってるMTBは環境的に汚れやすく、ライディングが終わったら洗車、潤滑をするためDRYを使ってます。
ご自身に合ったチェーンオイル選びの際に、この記事が役に立てば嬉しいです。